リウマチャーの用語集
用語 | 意味 | 英語 | |
ま | マクロファージ まくろふぁーじ |
大食細胞。大型の免疫担当細胞で、異物や死んだ細胞を取り込んで分解する。そして、取り込んだものが身体の成分でなかった場合には抗原と認識し、ヘルパーT細胞に情報を提示するという、免疫で重要な働きをしている。白血球のうち単求が分化したものと考えられている。りうまちって何だろう、攻撃の仕組み(byみけこの空中庭園) | macrophage |
マレットフィンガー まれっとふぃんがー |
→槌指 | mallet finger | |
満月様顔貌 まんげつようがんぼう |
→ムーンフェイス | moonface | |
慢性関節リウマチ まんせいかんせつりうまち |
関節リウマチの1957年〜2002年の間の名称。1957年の第8回国際リウマチ学会総会にて「リウマチおよびその近似疾患の命名と分類」(原文はラテン語と英語)を各国が自国語に翻訳して利用するようにとの決議がなされ、これに基づき1962年に日本リウマチ学会で「rheumatoid arthritis」の和訳を「慢性関節リウマチ」と決定した。2002年4月23日の第46回日本リウマチ学会総会より慢性を冠しないことになった。→関節リウマチ | ||
み | |||
む | ムーンフェイス むーんふぇいす |
満月様顔貌。ステロイドの副作用の1つで、顔に脂肪が沈着して満月のように丸くなった状態。生命に関わる副作用ではないが、精神的にはかなりつらい。体調が良くて太っているのではないという点について、周囲の理解が欲しいところである。しかし、ステロイドを急に中止するのは危険なので、まずは治療を一番に考え、症状が良くなってきたら医師の指示の下にじっくり取り組むこと。ステロイド薬が減量できれば元に戻るが、減量のペースに比べて少し遅れると言われている。 | moonface |
ムチランス型 むちらんすがた |
関節リウマチでの関節の破壊の結果が、強直状態、いわゆる固まって動かない状態にならず、動くけれど支持性がないブラブラの状態になってしまうこと。その部分が使いにくく、QOLが著しく低下してしまう。 | arthritis mutilans | |
め | メモリーT細胞 めもりーてぃーさいぼう |
T細胞の亜集団で、メモリーB細胞と似た機能を持つ可能性がある。 その系統は不明である。 以前に遭遇した特定の抗原を記憶しており長期生存して、曝露されると迅速な応答を開始する。 主にリンパ組織と末梢循環で働くセントラルメモリーT細胞(TCM、Central memory T cells)、末梢循環や組織の感染防御の第一線で働き、即時型のエフェクター機能を媒介するエフェクターメモリーT細胞(TEM、Effector memory T cells)、特定の組織に常在し自己免疫疾患に関与しているとされる組織常在型メモリーT細胞(TRM、Tissue resident memory T cells)、外来抗原の刺激をうけていないバーチャルメモリーT細胞(TVM、Virtual memory T cell)などのサブセットに分類されます。 他にも多くの亜集団が示唆されている。 | memory T cell |
免疫 めんえき |
自分と自分以外を区別するしくみ。体に異物が侵入すると、免疫担当細胞が集まって異物を排除する仕組み。 異物を直接食べる自然免疫と、抗体とよばれるタンパク質を作って異物を攻撃する獲得免疫がある。 抗体を作る原因となった異物を抗原とよび、次に同じ抗原が侵入したときには、すでに対応する抗体ができているため、すばやく攻撃して排除できるようになる。 りうまちって何だろう、免疫の異常(byみけこの空中庭園) | immunity | |
免疫グロブリン
めんえきぐろぶりん |
γ-グロブリン。抗体の機能を持つY字型の血清タンパク質。B細胞から放出される。形の違いによってIgG、IgA、IgM、IgD、IgEの分類(クラス)があり、それぞれに機能も違う。抗体(免疫グロブリン)HLA(byナイスコントロール) | immunoglobulin | |
免疫再構築症候群
めんえきさいいこうちくしょうこうぐん |
元は、HIV感染者に対して、有効な抗HIV療法を開始した後に、既存の日和見感染症が悪化したり新たに罹患したりする症候群のこと。 免疫抑制状態から少し回復した頃に日和見感染症を呈したり、自己免疫疾患を発病したりする。関節リウマチの治療においても、ステロイドや免疫抑制剤、生物学的製剤を使用した治療による免疫抑制状態が、薬の減量や中止や効果の減弱などで、薬剤の血中濃度が低下した時にも、日和見感染症が起こることがわかった。これまで、日和見感染症が起きた場合はステロイドを中止するなどの対応がとられてきたが、免疫再構築症候群ではむしろステロイドの投与で回復することが多い。 | immune reconstitution syndrome/IRS | |
免疫担当細胞 めんえきたんとうさいぼう |
T細胞、B細胞、マクロファージ、樹状細胞、NK細胞など、免疫に関係する細胞。 | immunocompetent cell | |
免疫調整剤 めんえきちょうせいざい |
免疫へ働きかけて、その異常を改善して正常に近づける薬という意味。しかし、厳密にはこのような効果をもつ薬は存在しない。抗リウマチ薬のうち、比較的免疫を抑制する力の穏やかな薬をこう呼んでいる。抗リウマチ薬 | immune response modifiers | |
免疫複合体 めんえきふくごうたい |
抗原と抗体が結合してできたもの。関節リウマチでは、抗原であるIgGと抗体であるリウマトイド因子が結合したものができ、それが免疫担当細胞に攻撃されることが炎症の原因となる。 | immune complex | |
免疫抑制剤 めんえきよくせいざい |
免疫機能全体を抑える薬。関節リウマチで使用する場合は、抗リウマチ薬の一種として位置付けられている。元々は抗ガン剤や臓器移植時の拒否反応の抑制剤として開発されたものだが、膠原病では少量を使用することによって、免疫の異常を抑える。しかし、免疫の正常な働きもいっしょに抑えてしまうために重大な副作用が起こるがあるので、医師の指示に従って慎重に使用しなければならない。抗リウマチ薬 | immunosuppressant | |
免疫力 めんえきりょく |
医学用語ではなく、とてもあいまいな言葉。免疫力を高めると謳って商品を宣伝・販売しようとする場合が多い。感染しにくくなること、ガンを抑制すること、の意味と解釈すれば、免疫が亢進している自己免疫疾患ではむしろ危険であると考えられる。 デタラメ度80% | ||
も |
一般名 | マレイン酸プログルメタシン ミゾリビン メチルプレドニン メトトレキサート メロキシカム |
製品名 | マイミチン マブセラ ミナルフェン ミニマックス ミリダシン メソトレキセート メタルカプターゼ メトジェクト メトトレキサート メドロール メトレート メナミン モーバー モービック モーラス モーラステープ モビラート |
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2022.12.23
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